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2010-01-12 (Tue) 10:51
「出産備忘録 1」のつづき

ライン 草

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 1月4日 AM0:00過ぎ 
 よしさんが帰って1時間もしないうちに、急に痛みが激しくなる。
 深呼吸をしようとしても痛すぎてうまく出来ない上
 痛みと痛みの間隔がほとんどないように感じる。
 助産師さんに呼吸をリードされたりしつつ、内診を受ける。
 子宮口の開き5センチと告げられる。
 赤ちゃんだいぶ降りてきているので、この調子だと早く進むかも、
 ご家族を呼びますか?と聞かれるけれど、
 痛くて痛くて返答できない。
 立会い希望ですかと聞かれて首を横に振るのが精一杯。
 こんなに痛いのにまだ5センチ!?最後の方はどんなになるの!?と
 軽くパニックになった。
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 助産師さんはつきっきりじゃなく、出たり入ったりしていて
 時々人も変わった。
 完全に一人になる時間が結構長いように感じる。
 あまりに痛くて声が出る。
 というか、声を出さないと息が吐けない。
 痛みが腰の方に変わってきたかどうかを何度か聞かれたけれど
 私はとにかくお腹が破れんばかりに痛かった。
 特に下腹部。
 腰はまったく痛くない。
 このあたりからもう時計を見る余裕も、時間をはかる余裕も一切ない。
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 とにかく息を吐くことに集中するように頑張る。
 前駆陣痛の時、膀胱に尿があると痛みと張りが強かった事を何故か急に思い出して
 尿意はないけれど、トイレに行く。
 トイレにいくと、すごい出血でパンツはベットベト。
 いきみ逃ししながら便座に座るも、逃せなくなる。
 ヤバイと思うものの、叫ぶ事しか出来ない。
 「言葉」にして声を出せなくて、ただひたすら叫ぶのみ。
 必死の思いで、トイレのナースコールを押す。
 トイレに鍵をかける余裕がなくって、
 かけていなかった為助産師さんが入って来れて
 今思うとほんとによかった。
 鍵を開ける余裕も、自力で便座から立ち上がる事も出来なかった。
 助産師さんに支えられてトイレから出る。
 足を血がしたたるのを感じるけれど、
 休む間もない痛みの嵐に意識が朦朧としていて
 助産師さんの言われるがまま、されるがままだった。
 たぶん、内診されたんだと思うけれど、もぅ内診も全く痛くない。
 というか、腹の痛みが凄すぎてわからない。
 いきみがどうしても逃せなくなって、波と一緒にいきんでしまう。
 私が叫んでいるので、助産師さんも私に聞こえるように怒鳴るように喋る。
 言われた内容も順序も朦朧としてるけど、確か
 「よく一人でここまで頑張ったね」と
 「ここまで頑張ったんだから、あと少し頑張って!」と
 「赤ちゃんも頑張ってるよ!」と
 「落ち着いて!頑張って息を吐いてーーー!!」と
 言われた。
 痛みのピークは、夢中で助産師さんの腕を激しく爪をたてて握りつぶしてた。
 足蹴にしたような気もする。
 痛みの合間の休みと思われる時間も、相当に痛い。
 目がかすむ。
 途中、「ご家族呼ぶ?ダンナさん?」と聞かれた気がする。
 もう自分がどういう状態かも認識出来ないまま頷いた。
 この辺りはもう本当に野獣だった。
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 助産師さんに、分娩室に行こう!といわれる。
 陣痛室から分娩室への移動は徒歩。
 とても無理!と思ったけど、無理と叫びつつも支えられてよろよろと分娩室へ。
 必死の思いで分娩台にあがると同時に、助産師さんに
 「ダンナさん呼んだからね!もうすぐ来るからね!」と言われた。
 分娩台に上がったという事は、いきんでいいんだよね?と朦朧とした頭で考えた。
 (今思うと、朦朧とし過ぎてそんな判断も出来なかったんだなぁ。)
 陣痛の波といきみたい衝動に合わせて、力の限りにいきむ。
 相変わらず叫んだけど、いきむときは助産師さんに
 「叫ばないで踏ん張って!」と言われた気がする。
 「おへそ見て!!」とも言われた。
 正直何回いきんだ、とかは覚えていないけれど
 陣痛の波4~5回分だったような気がする。
 「もう頭見えてきたよ、頑張って!あと1回で出しちゃおう!」
 と言われたのだけは、ハッキリ覚えてる。
 その後のいきみは気絶しそうに痛かったけど、
 次の瞬間、ずるっという感触とともに
 痛みと苦しみが一瞬で消えて、体中の力が抜けた。
 「赤ちゃん出てきたよ!!こっち見て泣き声聞いてあげて!」と言われたような・・・
 目がかすんでてぼやーっとしか見えなかったけれど
 「おにゃーーおにゃーー」という産声が聞こえた。
 想像していた産声は、「オギャー!」というハッキリした力強い感じだったので
 なんというかほにゃのほにゃした柔らかい感じの産声に
 こんなに柔らかくて愛しい声なんだなぁって思った。


 ほんとだ、赤ちゃんだ。
 本当に赤ちゃんが出てきた。


 そう思って見ていた。ちょっと朦朧としたのが残ってて
 激しく感動!涙!というのはなかったけれど、心からほっとした。
 視界に、あんなに膨らんでたお腹がぺたんとしてるのが入って
 さらに不思議な感じがした。


 「もうちょっとしたら、胎盤が出るからね」
 と言われたちょっと後に、再びずるりとした感触。
 胎盤が出る時は全然痛みはなかった。
 けれど、両足が、意志と関係なくぶるぶる震えてしまうのが止められなかった。
 その後は、切開したところをちくちくと縫われて、
 これはまぁ・・・出産に比べたら屁でもないけれど、フツーに縫われる痛みが。
 縫われてる間も足の震えは止まらなかったのに
 先生・・・よく縫えたなぁ。
 

 それから少しして、カンガルーケアを希望していたので、
 赤ちゃんが胸の上にぺたっと乗せられて
 その上にタオルケット?バスタオル?みたいのをかけられた。
 赤ちゃんは泣いてたけれど胸の上に乗せられたら泣き止んで、それからずーっと大人しかった。
 ああ、このコが、お腹にずっと入ってたんだ
 と思ったけれど、なんだか信じられないような気持ちで
 ずっと赤ちゃんを見てた。
 なんと言葉で表現していいのかわからないけれど
 涙が出てこないのが不思議なくらいだった。
 
 
 赤ちゃんが出てきた直後くらいに、よしさんが到着したみたいで
 気がついたら、術衣みたいのを着て枕元に居た。
 入ってきたのも気付いてなかった。
 「お疲れ」と言われて、にへらっと力なく笑うくらいで言葉が出てこなかった。
 カンガルーケアが2時間もあったのに、あっという間だった気がする。
 その後、よしさんが赤ちゃんを抱っこして、デジカメで写真や動画をとりまくってるので
 各実家への連絡をしてもらう。
 助産師さんが枕元に来て、「おめでとーーー。痛みどう?」と言ってくれた。
 少し落ち着いてた私は、助産師さんに、腕は大丈夫かと謝った。
 でも、すごい笑顔で
 「そんな事全然気にしないで、元気なコが生まれて良かったねぇ」
 と言ってくれて、助産師さんって、スゴイなぁと心から思う。
 それから赤ちゃんと3人の写真を助産師さんが撮影してくれたりして
 分娩室で安静にすごした後、10時くらいに病室に移動となり、私はそのまま入院。
 でも、ちょっと血圧が高かったのと、結局一睡も出来ないまま分娩となったのとで
 水分補給をしながら安静にして出来るだけ睡眠をとった方が良いという事になり、
 よしさんはひとまず帰宅。
 18時になったら母児同室を始める事になり、その頃、両家の両親にも面会に来てもらう事に。

 
 産後の体は、もうあちこちがだるくて痛くて重くて
 歩けないどころか、思うように寝返りさえ打てないし、オシモは超痛いし
 だけど精神だけはギンギンギラギラしていて
 結局ほとんど寝れないまま18時を迎えました。


 私は結局最後まで規則的な陣痛はなかったような・・・・・・
 やっぱり初産は、「あれ?」と思ったら、病院に連絡しておいた方がいいですね。
 病院に到着した後、急激にお産が進んだので
 あの時電話して、病院に行ってて良かったです。
 そして、帰らずに入院しててほんと良かった。
 よしさんは間に合わず、
 私の壮絶な出産模様を全然目の当たりに出来ませんでしたけれど
 まぁ、母子共に健康で無事だったので、それでヨシです。 
 多くは望むまい。


 赤ちゃんは2976㌘と、エコーで推定していた体重よりだいぶ軽かったのですが
 体重の割には、頭が立派で・・・(;´Д`)
 産後、色んな助産師さんに、大変だったでしょうと言われました。
 新生児じゃないみたいに、顔立ちがしっかりしてて綺麗とも言われました。
 頭だけ成長してたのかな・・・?


 出産は、痛い場所がどんどん変わるとか聞きますし
 人によって腰が割れるように痛かったりもするそうです。
 私は最初から最後まで、お腹が猛烈に痛かった。
 下痢の時のような痛みではなく・・・・・・
 うーーーん、お腹を突き破って中から出てこようとしてるというか・・・。
 そして、やっぱり呼吸法は大事だなぁと実感しました。
 これから出産の方には、呼吸法の練習をオススメします(*´Д`*)




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